介護福祉士を目指したワケ

 私が介護福祉士を目指したワケは2人の祖父の影響だ。祖父は2人とも病気により既に他界している。父方の祖父は私が小学校4年生の時肺に病気を患った。建築関係の仕事をしていた祖父は、当時使われていたアスベストと長年ヘビースモーカーだった為だ。当時の事はあまり記憶に残っていないが保育園に入る前はよく父方の祖父の家で預かってもらっていた記憶はあるし「最期は自宅で」と言っていたのを聞いた記憶はある。ただ祖父の最期は病院にいた記憶がある。その際看護師さんによくしてもらっている祖父を見て初めは看護師を目指していたような気がする。しかし私の中で介護士に変わったのは、母方の祖父の時だ。私は小学校6年生から中学2年生の頃にかけて母方の祖父は自宅で療養していた。そして祖母が主に介護をし、出来ない時には施設のショートステイやデイサービス、訪問サービス等を利用していた。その現場を見ていて少しでも支えられるような立場になりたいと思ったのが介護福祉士という職業、資格と出逢った瞬間だった。高校で介護福祉士を取れる所へ進学し元々保育科へも興味もあった為短大で保育士、幼稚園教諭2種を取った。現在は特別養護老人ホームの入居で仕事をしていますが目指した理由は今でも思い返してそれを自分にできているのか考えながら取り組んでいる(出来ているかは別として)。私はあの頃思った介護福祉士になれているのだろうか。